【文字起こし】新年京大イブ祭 #これからの京都大学

#これからの京都大学

 

吉田よし子「どうなるかってなるようにしかならない。大学がどうなるかって、もう国の財政の問題じゃない?大学っていう枠に関しては、学部生がいろいろ言っても仕方ないんじゃないのかな。ただ京都大学の中でなら、サークルのことだったりいろいろ教授に言ってみなさい。教授たちは、あなたたちがサークルもできてない、友達もできてない、キャンパスに来れてない、そういう人がいるってことが、あいつら全然想像ついてないのよ。そういう状況を授業の時でも何でもいいから、ドンドンドンドン言いなさい。そうしたらかわいそうだってなるから。仮にも博士まで行って、やろうと思えばいくらでも高給取りになれたのに、国立大学で公務員程度のやっすい給料で働いて、それでも自分の好きなことやってるくらい純粋な人たちなんだから、半分くらいは話聞いてくれるわよ。残りの半分は共感力のない人たちだから、相手しちゃダメ。聞き流しとけばいいのよ。」

 

アストナージさん「先生っていうのは大学との大事な接点ですよね」

 

吉田よし子「大人に伝えなきゃダメ。いくら未成年が語ったところで、上の先生には伝えなければなんにも変わらないのよ。辛いってことを言わなきゃダメ。大学だけでダメなら、世の中にね、新聞に投書するとこか。そういうとこで辛い辛いって言っていかなきゃダメ。非正規の人とか、学校の先生とかつらい状況にあるけど、そういう人たちが声上げたら注目集まったじゃない。ちゃんと声上げたら、世間は注目してくれるじゃない。なんなら議員さんとか、インターンでも何でも、「大学がひどい」って言ってみるとか。やっぱり政治の力って大きいわよ。あるいは大学には期待せず、外で楽しめる….なにかしらね。」

 

 

かといつ「吉田さんが言っているような、大人に頼らなきゃいけないっていうのは一定理があると思うんですけども。でも思ったより学生って弱くないんじゃないかなというのが僕の考えで。戦後の大学の中で、学生っていうのは重要な役割を担ってきた。実際大学運営に口出して、交渉とかいろいろ決めてきたっていうのはそうだし。大学からしたら、サークル活動にお金を出すなんてのはあり得ない話で、いわゆる運営の役員会のメリットには一切ならない。でもそういったことに対して、学生が「価値があるんだ」って訴えることでお金を出させるみたいなことはやってきただろうし。そういったコミュニティ空間を管理してを学生が一定持っていた。大学からしたら、学生に空間を貸すなんでメリットがないんだけれども、学生の学問の観点からすると意味がある。学生が主体になって訴えてきたっていうのは意味あるのかな。国会からこれらのことが変わってきたっていうのは、必ずしもないのかなと。学生の中でどういうことをするのかっていうのを決めて展望を開くっていうのは意義があるし、そういう現状の変え方もあるのかなと思います。」

 

眞希波「歴史や政治に詳しくないのであれなんですけど。大学が、今おかしな挙動をしているなあと、思います。もしかしたら大学だけがおかしいんじゃなくて、文科省だとか国とか、京大近辺の人々とか、京都市もそうですし、世間のそういった圧力。ピリピリとした世の中ですし、そういったものから少しずつ圧力を受けながら疲弊していくんじゃないのかと、学生もそこで板挟みになって疲弊していくんじゃいのかなというのは。疲弊して追い詰められていくとドンドンおかしな挙動をしていくので、学生側の方からもうまくやっていかなきゃいけないのかなと。」

 

 

つかもと「眞希波が言ったように、おかしいのはおそらく大学だけではなくって、最近だと顕著な例が日本学術会議問題だったんですけど。僕たち大学生の立場からすると、あれってどうしても反対すべきものじゃないですか。でもあれに賛成する人が多数いるってのを受け入れなきゃいけなくて。私たちは大学の良さを分かってるつもりではあるけれど、私たちの思っている以上に大学ってものは嫌われている。その中で大学の良さってう言うものを外部に発信していく、当局とか文科省とか文科省はこれでも大学を守ってくれている側かもしれなくて。というように、外部に外部に目を向けていかないと僕たちの欲しいものは勝ち取れないのかもしれないなと。」